アキさんの バンコククラブレポ V1.08
ゴ−ゴ−バ−に飽きた殿方、バンコクの
夜が退屈な女性パッカ−にお奨めします。
〜 バンコクのクラブ 〜  普段日本でクラブに行かない人も、好奇心
 がてら行かれてみてはいかがでしょうか。
ぶっちゃけた話、バンコクのクラブ事情はお寒い限りだ。タイの法律では、アルコールを取り扱うすべての店は深夜2時までの営業と決められているのである。もちろんクラブも例外ではなく、いよいよこれから盛り上がるって時に閉店してしまうケースが多い。そもそもこの国には、欧米で言うクラブカルチャーなるものが存在しないのではないかとさえ思ってしまう。何か、根本的なノリが違うのだ。まともに曲なんて聴いていない人がほとんどではないか? タイのローカルなクラブは、まさに日本の居酒屋のノリである。(そこが面白いと言う人もいるが・・) いまだにハウスやテクノの12インチシングルすら満足に手に入らない状況では、それも仕方が無いのかも知れない。かつてはこの街も外資系の大手レコード会社が入っていたのだが、すぐに潰れてしまった。理由はコピー商品が市場価格の5分の1で出回っているからである。これではハウスはおろか、音楽マーケット自体が正常な形で機能しないのも無理からぬこと。故にローリングストーンズの公演もキャンセルになったのだ。(表向きはSARSの影響ということになっているが、実際はチケットが売れなかったらしい。) いきなり冒頭からネガティブなことを書いてしまったが、 肩ひじ張らずに気楽にクラブに行けるという点では、バンコクは遊びやすい都市である。料金はリーズナブルだし、真夜中でも思ったほど治安は悪くはない。ビーチリゾートでまったりした後、帰国する前の晩に軽く踊りに行くというのが正しい遊び方?なのかも知れない。たとえ有名DJのパーティがあったとしても、過剰な期待は禁物なのだ。で、バンコクの主なクラブの体験レポというか、紹介です。参考までにどうぞ。
★ SUZY PUB ★
世界有数の安宿街から、いつのまにかバンコクの若者の集まるお洒落スポットに変貌を遂げたカオサン。この界隈にはザ・クラブ、LAVAなど幾つものクラブがあるが、何処もいまいちパッとしない。しかし、何故かここ「SUZY PUB」だけはいつもタイの若者で満員御礼なのだ。外人ツーリストはほとんど目撃することが無いという、まさにタイ人オンリーのハコ。週末などは満員電車並に混雑しており、入り口付近には店に入れないお客が大勢たむろしているほど。店内はテーブルと椅子が所狭しと並べられており、踊るスぺースはごく僅かだが、そんなことはおかまいなくいつも異様な程盛り上がっている。基本的にエントランスチャージは無く、適当にドリンクを注文し、踊っていればOK。ウィスキーをボトルでキープし、コーラやソーダで割って、みんなでワイワイやりながら飲むというのが典型的なタイスタイル。選曲はタイのポップダンスミュージック、レッチリ、ロービー・ウイリアムスから、デスチャまで何でもありのオールミックス。何の脈絡も無くいきなりウタダヒカル(!)がプレイされたりして、度肝を抜かれる。日本や欧米人のDJスタイルに馴れた耳にはかえって新鮮に聴こえたりして、それもまた楽しい。
★ ルート69 ★
地元バンコクっ子に圧倒的な人気の「RCA」で最大の集客力を誇るディスコ。(RCAとはルート66を中心としたディスコの密集地帯、Royal City Avenueの略。) かつては暴力事件や薬物問題が多発したことによって、一時的に客足が遠退いていたRCAだが、ここ数年のトランスブームで完全に息を吹き返したようだ。テイストは100%メイドインタイランドのトランス(下記※参照↓)。具体的にどんな音楽かピンと来ない人は、とりあえず現地に行って体験していただくより他にない。毎晩、地を這うような振動が鳴り止まぬ日はなく、1週間も通えばノイローゼになること必至だ。ボクなどは、この近所には絶対に住みたくないとさえ思ってしまう。客層はタイのティーンエイジャーがメイン。このエリアでは日本人が珍しいのか、ごく稀に積極的な女の子が逆ナンしてくるという嬉しい事態に遭遇する。さすがアジアのラテン民族と言われるタイ人だけあるな〜などと鼻の下を伸ばしていると、美形のオカマだったりするので注意が必要だ。
★ DJ STATION ★ (SILOM SOI 4)
バンコク在住の夜遊び好きでシーロムソイ4を知らない奴はいないだろう。ガイドブックにこそ掲載されていないが、DEEPER、ROMECLUB、など数多くのバーやディスコがひしめき合い、バンコク屈指のクラブ密集地帯となっている。そのシーロムソイ4の中程に位置し、ハウス好きのゲイが集まる場所として世界中に名を馳せているクラブが「DJ STATION」だ。日本のゲイクラブに顕著な排他的な雰囲気は微塵もなく、女の子もノンケ(いわゆるゲイじゃない人)も、躊躇なく入場出来るのが嬉しい。ビルボード等の最新ヒットチャートから70年代のダンスクラシックまで、メリハリのある幅広い選曲は、人種、年齢、性別に関係なく楽しめること請け合いだ。白人とタイ人のカップルが多く、上半身裸の男性もチラホラ。ピーク時にはただでさえ狭いハコが、フェロモン過剰気味の男衆で溢れ返り、身動きが出来ないほどの芋洗い状態になる。酸欠寸前なのにもかかわらず、店内には心地良いボジティブなヴァイブが流れているのはさすが。ブラックカルチャーとは疎遠な筈のタイのクラブの中では、数少ない本物のソウルを感じさせてくれる希有な店だ。(ちょっと誉めすぎか!) 毎週末の午後11時から始まるニューハーフショーも必見。いわばパーティー前の余興みたいなもんだが、サービス精神に富んだエンターテイメントアジアならではの開放的なムードが溢れている。補足として、スリウォン通りソイ6、セブンイレブンを右折したところに「BANK STUDIO」なる穴場のゲイクラブがある。深夜DJステーションがクローズした後、まだまだ踊り足りないマッチョな兄貴達で盛り上がっている。警察のチェックが入らない限り朝まで営業している。要チェックだ。(笑)
 http://www.dj-station.com/
★ BED SUPPER CLUB ★
新しもの好きのバンコクっ子の間で、今最も注目を浴びているハコ。近未来都市のコロニーを連想させる外観からは、そこがクラブだとは誰も想像出来ないだろう。宇宙船の内部のような白いホリゾンで覆われた空間は一見の価値あり。靴を脱いでラウンジに座る斬新なスタイルで、踊るのは苦手という人もリラックス出来る。客層も20代後半といったところがメインで、南国らしくないフォーマルなファッションが目立つ。クラブというよりはバンコクのハイソサエティが集まる社交場といった趣きだ。タイに駐在しているファランにも人気があるのも納得。これで気持ち良いディープハウスがかかっていれば言うことないのだが。
★ SPEED ★
バンコク最大の歓楽街・パッポンの近郊にある老舗のクラブ。タイで唯一のヒップホップのハコという触れ込みだが、実際にヒップホップをかけている場面にでくわしたことはない。「SPEED 1」と「SPEED 2」があり、「SPEED 2」は100B、1ドリンク付き。エントランスではバットボーイズキッチュに決めたタイ人の兄ちゃんが、軟弱者はお断りといわんばかりに睨みをきかせている。話してみると意外に気さくでヒップホップについて何も知らなかったりするのが、何ごともファッションから入るタイ人らしくて好感が持てる。
★ Ministry of Sound ★ (Sukhumvit Soi12)
ご存知ロンドンを本拠地に置くMOSのバンコク店。2001年12月に鳴り物入りでオープンしたのだが、普段の客の入りは芳しくなく、週末や特別なイベントを除いては常に閑古鳥が鳴いている状態。タイの平均的な若者にとって500Bという料金設定は、やはり敷居が高いのだろう。ゆえに客層も上品で大人しく、常連のお坊ちゃまタイ人などは隅っこの方で申し訳なさそうにチビリチビリ飲んでいたりする。派手にガンガン踊っているのは、カオサンから赤バスで乗り付けて来たイスラエリー軍団ぐらいだ。2002年にはロジャー・S、ピート・トンなどの大物ゲストも招かれ、パーティも大盛況だったのだが、いかんせん後が続かない。コンスタントに大物DJを招聘するには、まだまだタイのハウスマーケットは小さすぎるってことか。サイトも開設されたのだが、2003年7月の時点で再び閉鎖されてしまっている始末。しかし、今後この国でハウスが根付くかどうかの鍵は、このクラブが握っているといっても過言ではないだろう。頑張って欲しいが、本家「Ministry of Sound」からは既に見放されているという噂。
★ NARCISUS ★
かってバンコクで高級ディスコと言えば、イコール「NARCISUS」という時代があった。MOSが進出する以前まで、来泰する欧米人DJは必ずと言っていいほどここでプレイしていたものだ。安っぽいラブホテルのような外観、瀟洒な古代ギリシャ的内装が、いかにもバンコクっぽくて良い。年に一度P・オークンフォールドがゲストに呼ばれ、店をあげての盛大なパーティーが催される。ちなみに、隣はペガサスという会員制の高級コールガール専門店。もちろん経営者は同じ。いかにもお水っぽい服装で固めた従業員は、かっての日本バブル絶頂期のディスコを連想させ、仄かな哀愁すら漂わせる。
★ Q BER ★
バンコクでファラン(タイにおける欧米人の俗称)に一番人気のクラブといったらここだろう。定期的に海外からDJが招待されるものの、そのポテンシャルを少しも発揮出来ないまま帰国するという悲しい事態も頻繁に発生していると言う。とにもかくにもバンコクではそこそこにお洒落なハコとして知られており、週末は暇を持て余した金持ちのタイ人がBMWで駆けつける。ベトナムやバリにも支店があり、Tシャツやキャップ等のグッズも販売している。水面下ではコカインやヘロインを扱うプッシャーが出入りしている店としても有名で、時折警察の手入れが入り、ブロークダウンパレスへ直行してしまう外人旅行者が後を絶たないらしい。
★ BUBBLE ★
世界中の流れ者が集まるタイ第3の都市、チェンマイ。ナイトマーケット近く、チェンマイグランドホテルの地下に知る人ぞ知るクラブ「バブル」がある。人口が30万足らずのタイの地方都市のクラブに似つかわしくないような凝った内装。(失礼!) 札幌の某クラブを彷佛させるサウンドコンディションの良さには正直驚かされる。しかも、その選曲は意外なほどマトモで欧米のクラブと何ら遜色が無いとの評判だ。客層はほとんどが外人旅行者であるが、なんとなく垢抜けないというか、本国ではモテなそうもない人たちが集まっているのもいい。(笑) チャージ100Bで1ドリンク付きは、もしかしたらお得なのかも。
※「100%メイドインタイランドのトランス」について
90年代前半、世界中のクラブでハードコア・テクノ旋風が吹き荒れた直後、NYブルックリン、ヨーロッパの一部の地方都市を中心にロッテルダムテクノなるものが流行ったことがある。文字通り、オランダのロッテルダムから発生したテクノで、コンプで極端に歪ませた909のキック、オーバー200BPM(Beats Per Minute)にも及ぶ超高速ビート、デストーションをかけまくったビキビキのアシッドトーンなどが特徴だった。現在でもごく少数のマニアから熱狂的な支持があり、今日では通称ガバ、あるいはデステクノと名を変えて生き残っている。またそれらのサウンドにトランスの要素を加えたもの、オランダが発祥地ということで「ダッチトランス」とも呼ばれたりする訳だが、タイの若者の集まるディスコでは例外なくその手の音楽が大音量で垂れ流されていたりするのだ。最近タイで大ヒットした歌謡曲も、ダッチトランスのエッセンスを巧みに取り入れたものだった。欧米の大物DJが来ても、盛り上がるのは比較的激しい(悪くいえば下品な)トランスだったりする。元々タイ人は体質的に、R&Bをルーツとするハウスよりトランスの速いビートのテクノの方がしっくり来るのだろうか。タイで生産されているタイ人によるトランスは、ほとんどこの傾向のものであると思って間違いない。
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